平次について
heiji_logo_wide..
うどんは全国各地でその食感や味等、様々で「ご当地名産」が多くあります。

まさに嗜好の問題で、弾力があるものが好きだったり、香りが強いものが良かったりと十人十色です。
埼玉や多摩地区ですと地粉を使った武蔵野うどんが有名です。
食感は力強く、つるりとはしていないが素朴な味わいがあり、まさに田舎うどんそのものです。
 
その昔、武蔵野地区は水の便が悪くお米が多く収穫出来なかった為、小麦を使いうどんをこねたそうです。
その際に、食べ物を大切にする習慣から小麦の外殻もすべて石臼で挽いて使っていたそうです。
表面の粉々や小麦粉の香りがするのはそのような製法によるものだからです。
 
蕎麦で例えると、そば粉の中心部分を使った風味の上品な「更科蕎麦」と蕎麦殻まで挽きこんだ
野性的な「田舎蕎麦」の違いのようなものです。
 
同じ蕎麦の量を作るのに「更科蕎麦」の方が蕎麦を多く使います。ですから「地粉百%だから色が黒い」、
「風味が強いから良い地粉」というのは当てはまりません。
一般的にうどん粉は灰分(無機質)の含有率により、特等粉・一等粉・二等粉・・末粉の順位になり、
等級が上位のものほどミネラル分(無機質の一部)が少なく、くすみの少ない淡いクリーム色をしています。
 
千二百年の歴史を持つ讃岐うどん、その食感や味に多くの人々に愛されてきました。
おいしいうどんを作るのは、単純でありながら奥が深いものがあり大変難しいものです。
 
そこで登場するのが明治三十五年創業の皮が県坂出市の「吉原食糧株式会社」です。
本場四国では数ある名店を生み出した讃岐うどんのスペシャリストの製粉会社です。
正に讃岐うどんのプロを交えての商品開発が始まりました。
 
目指す麺の特徴は、「色は冴えた黄白色で、上品な香り、喉越しが良く、優しいモチモチ感がありながら、
しっかりとしたコシを併せ持つこと」こんなわがままな注文を致しました。
 
三か月に及び試行試食を行い、延べ百五十人が参加して開発が進められました。
 
そして完成した麺は、特等粉を使用した本場の繁盛店も使っているブレンドを基本とし、更に地域性を考えて
讃岐麺よりやや太めにしコシをやや強めに仕上げました。
 
平次のおうどんは現代の嗜好と地域の好みに合わせたうどんです。いわば「おかずと共に上等な白米を食する」様な
うどんです。うどんのみ食すれば先人が好んだ伝統的上品な小麦の香りと甘み、おかずの天ぷらや肉汁と共に食すれば
更にうまし。 時代に合った「究極のうどんの美味しさ」美味い食べ方・・・
 
伝統に、現代の美味しさの完成を加えて「お客様と共に美味しさを創作していく」そんなお店をここ府中の地で作れたら幸いです。